気になる話

なぜ?日本は電線の地中化が遅れているの?その問題と理由は?

電柱地中化
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4日夜、鳩山由紀夫元首相がツイッターに「電線の地中化」を急ぐべきと新規投稿したことが話題になっていますので「電線の地中化」についてまとめてみました。

その時のツイッターの内容はこちらです。


電柱の問題点は?

災害時のリスク

まずは、鳩山由紀夫元首相もツイッターで言っておられたように災害時のリスクがあげられます。

記憶にもあったらしいですが台風15号の災害で千葉県では約2000本もの電柱が倒れたことで停電となり復旧もかなり遅れることとなりました。

あと、停電だけではなく倒れた電柱や電線が道路をふさぎ、消防車や救急車の通行を妨げ消防活動や救護に支障をきたしたり、物資の輸送が遅れて被害が拡大する恐れがあります。

電柱地中化

通行時の安全性

狭い道で立っている電柱は通行の妨げとなる場合がある。

たとえば、狭い道で歩行者や自転車に乗っている人が電柱を避けようとして車にひかれる危険がある。

車やトラックなどに乗っているドライバーにも害はあります。

電柱が立っていることで車のすれ違いが困難となる場合もあります。

電柱地中化

電線地中化のメリットは?

景観が改善される

周囲に電柱があると歴史的な名所、伝統的な町並を眺めようと思ったときに視界を妨げたり風情がなくなったりしてしまうため電柱を地中化することにより景観形成の向上・快適な通行空間がよみがえり地域経済が活性化される

電柱地中化

資産価値が向上する

不動産鑑定士の研究によると、電線類等の地中化は宅地価格に、概ねプラス7%程プラスされると報告されている。

地域価値を向上させるために一部エリアでは共同溝を設けて電線等を地下に配置する事例もある。

防災性の向上

電柱の問題点でも触れましたが電柱を地中化する事により台風や地震といった災害が起きた時に消防車や救急車などの緊急用車両の通行を倒れた電柱や垂れ下がった電線類が邪魔をする恐れがなくなる。

バリアフリー化につながる

歩道や狭い道の電柱を地中化すると障害者の方やお年寄りなどの歩行がしやすくなる。

事故時の死亡リスク軽減

電柱に衝突した場合、死亡するリスクが10倍に増えると言われている。

除雪の作業率が向上する

除雪作業時に電柱や電線が妨げとなり作業が難航するので電柱を地中化することにより作業効率がよくなる


電線地中化のデメリットは?

破損・断線箇所の特定に時間がかかる

災害によるダメージは低いかもしれませんが、いざダメージを受けると(目視によって傷んだ電線類を断線前に発見できなくなるため)復旧に時間がかかる

初期費用が高い

初期費用(増設費用)が電柱方式に比べてコストが高くなるため整備費は1キロメートル当たり4億から5億円と電柱方式の約20倍もの予算が必要となる。

冠水や豪雪などの災害時作業ができない

冠水や豪雪などの災害時は、電線を地中化してしまうと水や雪の中に埋もれてしまい復旧などの作業ができなくなってしまう

標識など設置物の移設

電柱に設置されていいる行通標識、交通安全や防犯のための様々な設置物(電柱幕、電灯、信号、防犯カメラ、防災無線や街頭宣伝放送等のスピーカー、津波対策の標高表示板、避難場所誘導標識、住所表示、電柱広告、携帯電話基地局、公衆無線LAN、避雷針)を別の場所に移設する必要がある

調査や工事などが必要

道路や私有地内での調査や工事などが必要になり費用と時間がかかる。

私有地内にも管路などのスペースを必要とすることがあるため、既存の建物の構造上など物理的な問題や土地の権利関係の問題について地元住民の理解を得る必要がある

既存埋設物との絡み

掘削する際には、電線の他にガスや上水道・下水道の管理計画と連動する必要がある。

また、水道管やガス管などの正確な位置をつかむ必要がある。


電線地中化が遅れている理由は?

電線地中化が遅れているということは何かしらの問題があるということです。

良いメリットもたくさんある反面リスクやデメリットがかなり足を引っ張っているようです。

電線地中化にかかる費用

電線を地中に敷設すると、電柱を使うよりも費用がかかります。

デメリットでもお伝えしましたが、電線を地中に敷設するとすでに埋まっているガス管や水道管とのかねあいもあり一概にはいえない部分もありますが、3倍~10倍高くなります。

1キロあたり1~5億円必要となり東京都の道路延長は2万キロを超え、無電柱化率は7%です。

仮に1キロあたり3億円とすると、単純計算で6兆円かかることになります。

この費用を、国や地方自治体、事業者(電力会社など)が3分の1ずつ負担する方式が主流になります。

ですが、行政が多額の税金を使って地中化を補助することに対して反対する意見が出ています。

電線地中化工事の難しさ

電柱に関する権利関係は非常に複雑です。

工事前には関係者の同意を得なければなりませんし電線によっては電力会社、電話会社、ケーブルテレビなどのたくさんの事業者が権利に関わっていきます。

また、電柱が立てられている道路には国道や都道府県道、市区町村道などがあり、それぞれに管理者が異なってきます。

さらに周辺の商店や住民の他に、経産省、国交省、総務省などの監督官庁も関わってきます。

そのため多くの人々とともに、それぞれの団体が足並みをそろえなければ工事を進められないのです。


電線地中化についてネットの反応は?

地中化すると、洪水でやられる。電柱に関しては、台風対策は難しい問題。地中化だけでは解決できませんよ。

賛成です。いっそのこと、将来の再生可能エネルギー利用の拡大を想定した送電ルートの変更も考えてはどうでしょう。一石二鳥になります。

地震大国の日本で大都市部以外の地中化は無理です。まず地中化しても洪水で地中の電線施設のショートに因る事故も心配ですね。地震後の復旧についても電柱送電に比べ莫大なコストと期間が掛かる。台風だけ考えての安易な発想に呆れる。

地震が起きたら地獄と化す
地中に埋まると断線の場所を捜すのが困難になり復旧が遅れるのでどちらかというと緊急時のみに使用される電源などを大量に用意した方がいいかも

今こそ、電気に頼らない生活を送ろう!とか言ってくれないと面白くない。

地中化、賛成です!でも予算はどこから出ますか?


まとめ

今回は、鳩山由紀夫元首相がツイートしました「電線の地中化」についてまとめてみました。

いかがだったでしょうか?

皆さんもそれぞれ意見はあると思いますが「電線の地中化」の道のりは長そうですね。

ご覧下さりありがとうございました。

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